ハコベル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:狭間 健志、以下「ハコベル」)と、株式会社Azoop(本社:東京都港区、代表取締役社長: 朴 貴頌、以下「Azoop」)は、運送会社や個人ドライバーを支援する「ハコベルサポーターズプログラム」内で、トラックなどの商用車両売買に関して提携を開始しましたことを、お知らせいたします。

ハコベルとAzoopは本提携により、運送会社における車両管理の負担を軽減するとともに、より経営にインパクトのある価格での中古車両販売のサポートを行い、運送会社の経営支援に貢献してまいります。

 

  • 協業の背景

運送会社は安全に配送を行うために様々なバックヤード業務を抱えています。その中でも保有車両の管理は必須業務であり、毎年約10%の車両を入れ替えています。車両売却時には車両登録などの手間がかかることや、流通時に複数社が関わることから、最終的な売却価格が下がってしまう傾向にあると言われています。

ハコベルでは、2022年10月より物流業界で働く方々が安心してご活躍いただける環境を整備する取り組みとして、荷主企業・運送会社・個人ドライバー・その他ステークホルダーがご利用できるパートナーシッププログラム「ハコベル サポーターズプログラム」を開始しました。このプログラムは、配送の担い手不足が予測されている中で重要性が高まる中小規模の運送会社や個人事業主のドライバーに向けて配送に必要となる燃料や車両・配送資材の調達環境の整備や、運送関係者の経営や労働環境を支援する仕組みです。

本プログラムとして、運送会社の車両管理においてもサポートする必要があると考え、より運送会社の経営支援をすべく、『トラッカーズ』のサービスブランドで、運送企業向け業務支援SaaSおよび車両売買プラットフォームを提供するAzoopと提携することになりました。

「仕組みを変えて、”はたらくクルマに関わる個人と企業”の選択肢と可能性を広げていく」というブランドミッションを掲げるトラッカーズでは、車両登録の代行や流通フローの簡素化により手間なく、価格メリットのある売買が可能です。この仕組みを通じて、多くの運送会社・ドライバーにとっての大きな負担となるトラック売買における負荷の軽減を通して物流業務に専念できる環境を整備し、物流業界のさらなる成長に寄与してまいります。

 

  • 株式会社Azoop 「トラッカーズオークション」詳細

ハコベルをご利用いただいている運送会社・ドライバーの方向けにトラック等商用車両の売却をより手軽に行えるサービスです。

オンラインでユーザーと中古車販売店/輸出事業者の直接マッチングを可能にし、中間マージンを削減できたことにより、従来の下取り・買取サービスよりも高く売却できる仕組みです。一度、車両検査を受けるだけで、複数の中古車販売店/輸出事業者から入札が集まります。写真撮影・出品作業もすべてトラッカーズ スタッフが代行するので、手間なく、納得の価格で売却することができます。

車両売却の際には、1回車両検査を受けるだけで最大12社から購入オファーを受けることができます。中間の売買業者などが入らないことにより、買取価格が下がりづらいのが特徴です。

 

  • 株式会社Azoop「トラッカーズ マネージャー」詳細

運送会社100社以上の経営者、配車担当者、運行・整備管理者の要望を叶えた運送業務支援システムです。

紙やEXcelで管理している台帳情報(車両・ドライバー・運行情報)をデジタル化、ペーパーレス化し、クラウドで簡単に一元管理でき、勤務計画・配車管理・日報情報入力・請求書作成/送付など、運送業に必要なすべての機能を提供&1つのシステムで完結できるサービスです。

また自動入力機能で様々な入力負荷を削減し、業務の効率化を推進することも可能で、集めたデータをもとに、トラック1台あたりの収益を1秒で集計・分析し、効率重視の経営をサポートできます。

今回の提携に伴い、トラッカーズマネージャーからハコベルへのサービス遷移が可能となります。

 

  • 株式会社Azoop 代表取締役社長 朴 貴頌 コメント

私たちが提供するトラッカーズは「仕組みを変えて、”はたらくクルマに関わる個人と企業”の選択肢と可能性を広げていく」というブランドミッションを掲げています。中でも運送会社の“低収益性の問題”は、就業者の「長時間」「低賃金」を引き起こしており、大きな課題の一つと考えております。今回、運送会社の収益性向上に寄与するハコベル社のサービスの浸透がこの課題解決に繋がると考えた上、ハコベル社と提携させて頂くことになりました。今後も運送業界のプラットフォームを目指し、物流業界の課題解決が進められるよう取り組んで参ります。

 

  • 株式会社Azoopについて

「次世代に、新たな選択肢と可能性を。」というミッションを掲げ、低い生産性と低い収益性による就業者の「⻑時間」「低賃金」や、加速する業界就労者の高齢化に由来する労働力不足などの運送業界における非効率の解決を目指しています。

当社は、6.2万社にのぼる運送会社をターゲットに、トラックを起点として、車両の車体情報、稼働履歴、修理歴、法定業務記録をデジタルに管理できる運送業務支援SaaSを提供することで、データを元にした車両資産価値の予測及び最適な売り時を通知することで運送会社の収支向上(売却資産価値向上)を支援しています。

展開しているサービスは、トラックをオンラインで売却できる「トラッカーズオークション」、購入から廃車まで車両履歴にまつわる管理業務を手間なく行える業務支援SaaS「トラッカーズマネージャー」、商用車に特化した売買ECサイト「トラッカーズマーケット」です。

 

  • 「ハコベル サポーターズプログラム」詳細

ハコベルをご利用いただいている荷主企業・運送会社・ドライバーの方にご利用いただけるパートナーシッププラットフォームです。今後予定している協業内容は以下の通りです。今後も様々なサービスを拡充すべく、パートナー企業を継続的に募集しております。

 

【想定しているパートナー例】

登録運送会社やドライバ―に対する各種サービス

  • 運送会社・ドライバーにとっての必要資材:
    • 車両リース/購入、車両整備/車検、タイヤ、燃料、ユニフォーム、台車、スマホ周辺機器、等
  • 運送会社・ドライバーにとって収入アップとなる機会:
    • 車両を活用した広告、等
  • 運送会社・ドライバーにとっての業務サポート:
    • 保険・金融サービス、法律相談・トラブル対応・確定申告代行などのサービス、ソフトウエアの提供(経理ソフト、配車表など)

荷主に対するサービス

  • ハコベルを活用した配送網拡大、配送時間短縮
  • ハコベルとともに荷主への便益提供

ハコベルに対するご提案

  • ハコベルとのプロダクト・システム連携
  • ハコベルの営業代行、ソフトウエアの販売代理店

パートナーシップ お問合せ先:https://forms.gle/4JjWwB2ca98XHkrN8

 

  • ハコベル株式会社 代表取締役社長CEO  狭間健志 コメント

ハコベルをご利用いただいている運送会社の方々と接する中で、車両の売買を含めた車両管理がバックヤード業務内で負担になっていることが課題として浮き彫りになりました。運送会社にとって管理の手間が省け、かつ高価格で売却できる仕組みをハコベルでサポートできないかと考える中で、Azoop社の持つ「トラッカーズ」でこれらの課題を解決できるのではと考え、提携にいたりました。「仕組みを変える」という同じビジョンを持つ企業として手を組み、物流業界の課題解決に努めてまいります。

 

  • ハコベルについて

物流のプラットフォーム「ハコベル」は、個人や企業への配送を行うラストワンマイルから、都市間の輸送などを行う幹線輸送まで全国の物流を支えるサービスを展開しています。

軽貨物を対象とした「ハコベルカーゴ」では、ドライバーの非稼動時間を有効活用し、荷主とドライバーを直接マッチングさせることで、高品質かつ低価格な配送の仕組みを提供しています。サービス利用後には利用者がドライバーを評価する仕組みを設け、サービス品質向上を実現しています。一般貨物を対象とした「ハコベルコネクト」は荷主と全国の運送会社を繋ぎ、WEBアプリケーション上で自社の車両、協力会社の車両を管理し、配車、請求管理を行う機能と、ハコベル配車センターへの配車依頼を行う機能を備えています。物流コストを削減させ、DXを推進する企業の支援に取り組んでいます。

・サービスサイト:https://www.hacobell.com/solution

・利用に関するお問い合わせ:https://form.run/@connect-en-contact

 

  • セイノーHDについて

「価値創造」をセイノーグループの使命とし、「カンガルー便」を提供する輸送事業を中心に、自動車販売事業、物品販売事業、不動産賃貸事業、その他関連事業を行っています。

共創・共生の考えのもと、業種や業態を超えてつながり、お客様のお困りごとを解決する新たな価値を提供することで、お客様の繁栄に貢献し、「すべての人に笑顔と幸せをお届けする」よう挑戦を続けています。

会社概要はhttps://www.seino.co.jp/seino/shd/をご覧下さい。

 

ハコベル

物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」
全国の提携運送会社の非稼動時間を有効活用し、高品質かつ低価格な運配送の仕組みを開発。サービス利用後には利用者がドライバーを評価する仕組みを設け、サービス品質向上を実現しています。